「いま使っているもので、お金を払ってでも使い続けたいものは何ですか」と聞かれたら、私は家庭内の光回線と答えます。
66歳の今、私はブログを書き、AIを使って文章を練習し、海で撮った写真や動画をパソコンで見ています。ネットがなければ、どれも途中で止まってしまいます。
ただ、60代の全員に光回線が必要だとは思いません。スマートフォンでニュースや連絡を見るだけなら、別の方法が合う人もいるでしょう。
この記事では、通信の専門家ではない私が、なぜ自宅の光回線を手放したくないのか、そして契約前に何を確かめたいかを、実際の暮らしからお話しします。
ネットは「調べ物」から「作るための道具」になった
以前の私にとって、インターネットは何かを調べたり、連絡を取ったりするためのものでした。
今は少し違います。WordPressでブログの記事を作る。ChatGPTやGeminiを使って文章を考える。写真や動画を見ながら、次に書く題材を探す。読むためだけでなく、自分の経験を形にするためにも使っています。
ブログを始めたときに用意したサービスについては、66歳でエックスサーバーとWordPressを使い始めた話に書きました。サーバーを契約しても、自宅から安定して作業できなければ、私には続けにくいと思います。
ネットにつながる時間が長くなったからではありません。**やりたいことの入口が、ネットの向こう側に増えた**のです。
海の写真と動画を扱うと、通信環境が気になる
私は季節を問わず沖縄の海へ行き、動画をよく撮ります。使っている撮影機材はGoPro HERO10とINONの水中ワイドレンズです。
海から帰ると、撮影した映像を見て、必要な場面を選びます。仲間に渡したい動画もあります。スマートフォン、パソコン、クラウドを行き来する場面が増えると、通信が待ち時間に直結します。
現在、クラウドの保存容量が増えることも理由の一つに、Googleの有料AIサービスを契約しています。ただ、容量を契約しただけでは、写真や動画を快適に扱えるとは限りません。自宅の回線やWi-Fi、使っている端末など、全体で考える必要があります。
撮影機材についてはGoPro HERO10とINONレンズを使う理由、撮った後の共有についてはAndroidからiPhoneへ替えた理由にまとめています。

17インチのノートパソコンを「家で使う」から相性がよい
私が使っているのは、mouseの17インチノートパソコンです。約5年使っていますが、これまで大きな故障や不満はありません。
大きな画面は、写真を見ながら文章を書く私には便利です。その一方で、外へ持ち歩く軽さを優先した機種ではありません。私は自宅で使うことが多いので、パソコンもネット回線も、家を作業場所にする考え方で選んでいます。
17インチのブログ用パソコンを使って分かったことでも書きましたが、人気や性能表だけでなく、自分がどこで何をするかが大切です。
光回線も同じです。外出先でしかネットを使わない人と、自宅で長い動画やブログを扱う人では、必要なものが違います。
光回線を契約する前に、私なら四つを確かめる
私は今の通信環境を手放したくありませんが、回線名だけで選ぶことは勧めません。これから契約や乗り換えをするなら、次の四つを先に整理します。

何に使うか
ニュースやメールが中心なのか、動画を見るのか、自分で写真や動画を送るのか。家族が同時に何台使うのか。私の場合は、ブログ、AI、写真、動画が基準になります。
住所と建物で利用できるか
同じ市町村でも、住所や建物の設備によって利用できるサービスは変わります。NTT西日本の案内でも、提供エリアとして表示される地域の全住所で利用できるとは限らず、詳細な住所での確認が必要とされています(NTT西日本・フレッツ光クロス提供エリア)。
沖縄へ移住する人は、部屋を決める前に管理会社や回線事業者へ確認したほうが安心です。
毎月の総額と契約条件
表示された月額だけでなく、工事、機器、プロバイダー、オプション、契約期間、解約時の条件などを含めて見ます。割引が終わった後の金額も確かめたいところです。
私は現在使っている回線事業者や料金をここでは明らかにしていません。そのため、この記事で特定の契約先を「一番」と紹介することもできません。
回線の外側も確認する
契約上の最大通信速度は、実際の速度そのものではありません。NTT西日本も、端末やルーター、電波、混雑する時間帯などで実効速度が変わると説明しています(集合住宅等の光回線設備に関する案内)。
家のどの部屋で使うのか、Wi-Fiが届くか、パソコンやスマートフォンが古すぎないか。回線を替える前に、家の中で何が原因になっているかも見たいと思います。
私にとっては、速さより「始める気持ちを止めない」こと
60代から新しいことを始めるとき、分からない用語や設定で手が止まることがあります。文章を書こうと思った日にネットが不安定だったり、写真を扱うたびに長く待ったりすると、作業そのものが億劫になります。
私が光回線にお金を払うのは、通信速度を競いたいからではありません。ブログを書いてみよう、海の記録を整理しようと思ったとき、すぐ始められる環境を残しておきたいからです。
もちろん、家でネットをほとんど使わない人には、毎月の固定費が重く感じられるでしょう。スマートフォンの通信やホームルーターなど、工事を伴わない選択肢が合う場合もあります。
大切なのは「60代だから簡単なものでよい」と決めることでも、「光なら速いから安心」と思い込むことでもありません。自分がこれから何をしたいかを先に考え、その邪魔をしない通信環境を選ぶことです。
私の場合、その答えが家庭内の光回線でした。これから契約内容や使い方をもう少し整理できたら、良かった点だけでなく費用や不便も含めて、改めて正直に書きたいと思います。
