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ロングフィンはカーボンかグラスか|ビーチから潜る私が買う前に考えること

沖縄の海辺でロングフィンを持ち足元を確認する60代のスキンダイバー
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ロングフィンを買うとき、カーボンがよいのか、グラスファイバーがよいのか。素材の違いが気になると思います。

けれど私は、まず「自分はどこから海に入ることが多いか」を考えます。

私は沖縄でスキンダイビングを続け、現在も海況と同行者の予定が合えば週に1〜3回ほど海に入ります。ボートに乗る日と、浜や岩場から歩いて入る日では、フィンにかかる負担が違います。

私はLeaderfinsのカーボンとグラスファイバーを組み合わせたブレードを約9年使い、最初の一本が折れた後も同じものを買い直しました。使いやすい一方、何度か足を入れる部分のかかとが裂け、そこだけ交換した経験もあります。

この記事は、その製品の再レビューではありません。これからロングフィンを買う人が、素材、入水場所、足の合い方をどういう順番で考えると選びやすいか、私の経験から整理します。

目次

まず、ビーチかボートかを決めておく

ボートから海へ入るなら、器材を持って岩場を歩く時間は少なくなります。フィンの反発や軽さを重視しやすいでしょう。

一方、ビーチからの入水では、砂、石、浅瀬を通ることがあります。出入りの場所によっては、長いブレードをぶつけないよう気を使います。

私はビーチエントリーが多い人ほど、カーボンを買う前に、その道具をどんな足場で扱うか考えたほうがよいと思います。カーボンが使えないという意味ではありません。移動中の傷、置き場所、持ち運び方まで含めて納得して買うということです。

私自身、道具に気を使い続けると海を楽しむ余裕が減ると感じます。泳ぎやすさと扱いやすさの両方が必要です。

カーボンとグラスファイバーの違いは「優劣」ではない

PADIのフィン選びの解説では、カーボンは軽く反発がよい一方で高価かつ繊細、グラスファイバーは性能と扱いやすさの中間に位置づけられています。また、岩の多い浅い場所ではカーボンの扱いに注意が必要としています。

参考:PADI「Choosing Fins for Freediving」

私の感覚でも、「高い素材=どんな人にも正解」ではありません。自分の脚力、潜り方、エントリーする場所が合っていなければ、価格に見合う満足は得にくいと思います。

初心者なら、素材名だけで判断せず、柔らかさも確かめてください。硬いフィンは強く蹴れば進みますが、長い時間使ったときに脚へ負担を感じることがあります。試せるなら、数回のキックではなく、実際に泳ぐ時間に近い条件で感触を見るのが理想です。

私なら、購入前に四つを並べて考える

ロングフィンを選ぶときの入水場所・足のフィット・ブレード・交換可否を示す図
素材だけに注目せず、使う場所と足への合い方から順に確かめます。

1.入水と退出の場所

砂浜が中心か、石や岩場を通るか、ボートから入るかを考えます。

沖縄でも場所によって足元は違います。写真で美しく見えるビーチでも、水際に石が多いことがあります。普段よく行くポイントの足場を思い浮かべます。

2.足を入れる部分とソックスの厚み

フィンのブレードだけでなく、フットポケットが足に合うかが大切です。

私はロングフィンを使うとき、ソックスも履いています。素足で試したサイズが、いつものソックスを履くと窮屈になることがあります。反対に、ゆるすぎれば泳いでいる間に足が動きます。

PADIもソックスの厚みで必要なポケットサイズが変わると案内しています。できれば、海で使うソックスを持って試着したいところです。

3.硬さと自分の脚力

若い頃に気持ちよく使えた硬さが、今も同じとは限りません。

私は60代になって、安全第一で海に入るようになりました。深く潜る性能を競うより、余計な力を使わず楽しめるかを重視します。

選ぶときは「一回力いっぱい蹴った速さ」だけでなく、水面を移動するときや帰り道まで含め、疲れ方を考えます。

4.壊れたときに一部を交換できるか

私が同じLeaderfinsを買い直した理由の一つは、使い慣れていたことです。一方で、かかとの部分が裂け、フットポケットだけ三度交換しました。

壊れなければもちろんよいのですが、長く使うと交換できる構造のありがたさも分かります。

ただし、すべてのモデルで同じ部品が手に入るとは限りません。購入時に、ブレードやポケットが交換可能か、販売店に確認しておくと安心です。

ビーチでの取り扱いも、選択の一部

浅い水際でロングフィンの先端を岩に当てないよう丁寧に持つダイバーの手元
買った後も、入水・退出と運搬の仕方でブレードへの負担は変わります。※特定製品ではないイメージ画像です。

フィンを選ぶときは、泳いでいる時間だけを想像しがちです。

実際には、駐車場から海まで歩き、荷物を置き、足場を見て入水します。帰りは疲れていることもあります。その一連の動きで、フィンの先端を岩に当てないよう気を使います。

浅いところを無理にフィンで蹴ったり、長いブレードを踏んだりしないことも大切です。私はその日の足場が悪ければ、どの道具で入るかを考え直します。

高価なフィンを持つことより、無理のない場所で安全に海へ入れることを優先しています。

グラスファイバー製の別製品を比較するときは

販売ページで「Leaderfins」という名前が見えても、ブレードまで同社製とは限りません。たとえばHeleiWahoの「kanani」は、グラスファイバー製ブレードにLeaderfinsのFORZAフットポケットを組み合わせた製品です。私が9年間使った、カーボンとグラスファイバーのミックスブレードとは別のものです。

グラスファイバー製フィンの比較例

HeleiWaho kanani+Leaderfins FORZAフットポケットのセットです。私はこのセットを使用していないため、泳いだ感想や耐久性は評価していません。素材・硬さ・足への合い方・交換部品を比べるときの一例として掲載します。

私の選び方は、こういう順番になった

今から買うなら、まず行く海を具体的に書き出します。ビーチとボートはどちらが多いか。岩場を歩くか。ソックスは何を履くか。今の脚力で疲れにくい硬さはどれか。壊れたときに部品交換はできるか。

そのうえで、可能なら試着し、経験者や店員に相談します。素材だけで即決するより、使う一日の流れを想像して決めるほうが、後悔しにくいと思います。

私が約9年使ってきたフィンの良かった点と、折れたことやポケットの交換については、Leaderfinsを9年使用したレビューに詳しく書いています。

マスクを買うときも、通販の写真だけで決めず顔に合うかを先に確かめます。マスク試着で確認する5つのことも、道具選びの参考になればうれしいです。

海は道具がよければ必ず安全という場所ではありません。使う環境と自分の変化を見ながら、納得できる一本を選びたいと思います。

沖縄の海辺でロングフィンを持ち足元を確認する60代のスキンダイバー

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